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飲食店経営全般

【飲食店経営】英語メニューで外国人のお客様の心をつかむ!翻訳コツを一挙公開!

2021/03/04

日本政府観光局の訪日外客数のデータによると、2012から来日の外国人観光客の数が継続増長しています。

2020年の東京オリンピックに控え、この空前の来日ブームは飲食店に対して、売上を一層上げる為に見逃せないチャンスと言えます。

このチャンスをつかむために、英語のメニューは重要な役割を果たしています。

なぜ英語のメニューが大事なのか

1.1 お客様への思いやり

日本語が全くわからない外国人のお客様にとって、日本語ばかりのメニューを読むのは本当に困ります。

せっかく日本に来て、日本料理を体験しようと思ったのに、日本語がわからないので、自分の気に入る日本料理を選べないし、注文する時もスタッフに話せません

さらに、英語メニューを用意していない料理屋は外国人からすると入りにくいイメージもあります。

お客様に気軽に入店してもらい、注文を受けるためには、わかりやすい英語メニューを提示するのが大事です。

1.2 スタッフの仕事も楽になる

スタッフにとって、外国人のお客様に英語で対応するのは、簡単なことではありません。

注文や会計等の基本会話を把握したとしても、「What is this?」と聞かれると、英語で料理を説明できるスタッフが、どれくらいいるでしょうか?

英語のメニューがあれば、お客様がスムーズに注文できると同時に、スタッフの仕事も楽になります

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1.3 メニューはお店の自己紹介

店はメニューを通じて、自慢の料理をお客様にアピールします。

それゆえ、ちゃんと料理を魅力的に説明できる英語メニューは重要です。英語メニューを用意することは外国人のお客様に対する「ようこそ」と言うメッセージになるだけではなく、店のホスピタリティにもつながります。

最高のサービスを提供できるように、英語メニューを用意しましょう。

よくあるメニューの翻訳パターン

しかし、英語のメニューの重要性を認識したとしても、実際に作成するのはとても骨の折れる作業です。

特に「日本で独自にアレンジされた洋食」と「本場の日本料理」はそもそも英語の表記がないので、外国人にニュアンスがダイレクトに伝わる表現がなかなか見つかりにくいかもしれません。

以下によくある翻訳パターンを紹介します。

2.1 そのままで翻訳する

料理の食材または作り方をそのままで翻訳する方法です。

例えば:

主要食材+with+味+flavor

simmered sardine with salted plums flavor イワシの梅干し煮

作り方+主要食材

deep fried asparagus アスパラ天ぷら

形/食感+主要食材

chewy rice cake お餅 (chewy=もちもちの食感 )

メリット

どんな料理であるかわかりやすい

日本料理に関する知識がゼロである外国人でも、これらの名前を見たうえで、料理の食材や作り方が大体分かります。

アレルギーに配慮できる

メニューを読めない場合に、料理にどんな成分があるか全然わからず、アレルギーが不安で外国人のお客様は自分が食べられた料理を選んでしまいます。食材を提示することで、お客様は安心します。

デメリット

×食欲がわかない

日本料理になじんでいる日本人は、名前だけで料理のおいしさを思い出します。

初めて日本料理を食べる外国人は、名前を通じで料理のイメージを想像するので、実際の料理と大分違う可能性もあり得るのです。

×英語の意味は通じているが、表現がイマイチで、逆に店の格式を下げる

例えば、ある店は鳥の軟骨を「chicken gristle」と翻訳します。

しかし、英語圏の人にとって「gristle」は安い肉にある筋なので、あまり食べないです。

店が格式高い雰囲気だったとしても、英語のメニューがイマイチであれば、お客様に笑われ、「この店はこっけいだなー」と思われるでしょう。

2.2 日本語のローマ字で表記する

これもよくある翻訳のパターンです。

メリット

お客様の好奇心をそそる

アルファベットで書かれる日本語は外国人のお客様にとって実はとても面白いです。(例えば、“shirataki”=白滝)

英語の発音を理解して話せば、あたかも日本語を話しているような体験を味わえます。まるで魔法の呪文みたいな料理の名前はお客様の好奇心をそそります。

店側にとっても手間が省ける

わざわざ英語の翻訳を考える必要もありません。

外国人のお客様が注文する時も、スタッフが料理の名前を聞き取れます。

デメリット

×料理の内容が伝わらない

日本語のローマ字で表記しても、日本通の方でなければ、意味がわからない外国人のお客様がほとんどだと思います。

アルファベットなので発音はできるものの、どんな料理であるかまだ全くわからないです。

上記の二つの翻訳パターンはどちらもメリットとデメリットがあります。外国人のお客様によく分かるように、料理の特徴によって選択したほうがいいです

英語のメニューで外国人のお客様の注意を引く

せっかく英語のメニューを用意しても、外国人のお客様にお知らせしないと、店にとってプラスの効果は出ません。

3.1 「We have the English menu」看板を提示する

一番簡単な方法は、店頭で目立つように提示することです。

3.2 英語のメニューも一緒に店外で出す

最近、メニューを外で置く店も多くなってきました。英語のメニューを日本語のメニューと一緒に出すのもいい方法です。

英語のメニューで外国人のお客様に注文させる

4.1 メニューに写真を載せる

前述のとおり、正しく料理の名前を翻訳したとしても、お客様の興味を引かない可能性もあります。

店によっては、写真を載せていないメニューはあまり注文が入りません。

料理が美味しく見える写真を載せるのは、お客様の興味を引くだけではなく、翻訳された名前にイメージを補足する効果があります。

4.2 料理の説明を加える

料理のレシピを簡単に英訳すれば一応のメニューにはなりますが、もっと詳しい説明があれば、外国人のお客様は、その料理をかなり具体的に想像できます。

4.3 料理の魅力が伝わるように表現する

料理のイメージ

メニューを開発した時、必ず色んな料理を考えて、一番お客様に食べさせたい料理を選んだはずです。

なぜこの料理を作るのか、この料理を食べたお客様がどんな体験をするのか、お客様に伝えましょう。

食材の産地

日本料理を食べに来る外国人のお客様にとって、もし日本産の食材があれば、試してみたいと思うかもしれません。

そのため、食材の産地を一つの魅力としてアピールしましょう。

英語のメニューで外国人のお客様に喜んでもらう

5.1 メニューの翻訳を提案する

もしテーブルの上に「Can you help us to check the English menu?」等のメッセージが置いておくのも悪くないかもしれません。

英語ネイティブのお客様からの翻訳提案は、非常にありがたいですよね。そして、自分が翻訳したメニュー名が使われるという体験は、外国人のお客様にとって至高の思い出になるでしょう。

また、お店が謙遜しているイメージが拡散することで、新たなお客様の獲得へとつながる可能性も秘めています。

5.2 アレルギー成分の提示

英語で翻訳される料理の名前には、主要食材しか提示されていないことがほとんどです。

しかし、日本料理の中には、様々な食材や日本の特有の食材を使う場合もあります。

もし英語でアレルギー成分も提示すれば、お客様に対して店のホスピタリティを示すことができるのと同時に、アレルギーによるトラブルリスクも減らせます。

5.3 食べ方の提示

初めて日本料理を食べる外国人のお客様は食べ方がわからず、気まずくなる状況がよくあります。

食べ方を提示すれば、お客様の困惑を事前に解決でき、スタッフの説明時間も節約できます。

5.4 各国の慣習への尊重

世界各国のお客様を丁寧に対応できるように、それぞれの慣習を尊重すべきです。

もちろんすべての慣習に配慮するのは難しいので、よく来るお客様の客層を考えたうえで、あなたの店だけの丁寧なサービスを提供しましょう。

まとめ

売上を上げるためには、外国人のお客様の要望や気持ちを考えるのが近道です。

完璧な英語メニューを作るより、外国人のお客様に対してお店からホスピタリティを提供するのは一番大事です。

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